豆知識 手振れ補正方式
今やカメラに標準?搭載と言っても過言でないぐらい必須機能となっている「手振れ補正」ですが、いくつかの方式がありますので豆知識として掲載しておきます。
①電子式手振れ補正
例)連写した複数枚の画像を合成し、手振れを補正する方式 A7S2などの「手持ち夜景モード」
例)出力画より広い範囲の画像を取り込み、動き方向に応じて読み出し位置を変える方式
など電子式にもいろいろな方式がある
長所: レンズやセンサーの位置をずらすなどの機構が一切いらないから小さく出来る
短所: 手振れしてしまったセンサー出力データを、以降の信号処理で補正するためデジタル信号処理に伴う演算誤差等発生するため画質が落ちる。
②レンズシフト方式(上)
③センサーシフト方式(下)
いずれも、ジャイロセンサー(傾きを検知するパーツ)がブレを検知するとその傾きと量を打ち消す側に光学的に動かし手振れを抑える。光学的にレンズを動かすものが②レンズシフト方式であり、イメージセンサを動かすももはセンサーシフト方式と言う。
②と③の併用型もあり、ビデオカメラなどではこの併用型が使われている。レンズシフトで補正されない部分をセンサーシフトで補正するためより高精度で手振れ補正が行える。
長所:光学的に手振れしないよう光をあてるので、手振れ補正効果が大きい。
短所:レンズやセンサーなどシフトとする機構が必要なので大きく、価格も高くなる方向
◆レンズとセンサーを一体化モジュールで手振補正する空間手振れ補正◆
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